多くのお洒落さんがそうであるように、私も靴というアイテムが大好きです。
特にビジネスシューズは知れば知るほど奥が深く、それ故、深みにはまってしまいそうになります。
しかし、私は結果的にはそんなに深みにはまらないまま今を迎えています。
収入の多くをファッションにつぎ込んでも許されていた若かりし頃、私は営業マンで車の運転が多く、また出張三昧な毎日でした。
元来貧乏性の私はそんな生活の中、高級ビジネスシューズを履いて、それらの靴を痛めつけてしまうということがどうしても嫌でした。
なので手元には黒と茶一足ずつ気に入った靴を所有し、出張靴とは区別しています。
現在のお気に入りはこちらです。
クロケット&ジョーンズ ハンドグレードライン プレーントゥ モデル名不明 7E
本当にシンプルなプレーントゥです。
冠婚葬祭全てOKという何ともセコい理由で購入しましたが、今となってはこのシンプルさこそお気に入りの理由です。
かれこれ6~7年程前に、シップスだったかで奇跡的にセールでマイサイズを見つけ、手に入れました。
非常にスマートなフォルムながら足入れも良く、それでいて踵もしっかりと収まっています。多分自分の足型とラストが合っているんだろうなと思います。
ハンドグレードラインは中底が黒色になっています。履き心地やこんなちょっとした拘りが、この靴を私の中で長く一張羅として位置付けているんだと思います。
と言いつつ、実は今を遡ること15年程前に、私にとっては始めてのクロケット&ジョーンズを手に入れていました。
クロケット&ジョーンズ ポールスミス別注チャッカブーツ モデル名不明
7ハーフE
先程とは打って変わって丸みと厚みを帯びたトゥのライン、ダイナイトのダブルソールと全く無骨な靴です。
確か雪にも対応出来るように北日本の限定別注だったように記憶しています。
こちらの靴は雨や雪の日にもがっつり履いていました。(雪の日にダイナイトソールだと何気に結構滑るんですけどね)
あたかもスニーカーのように。
流石に15年もハードに履き続けたので皺に亀裂が入り始めています(汗)。
そろそろ寿命が近づいているかも知れません。。。
このように私の手元(足元?)には、見た目も用途も全く異なる二足のクロケットがあります。
全く異なるモデルながら、それぞれの活用シーンで高い満足感を与えてくれるクロケット&ジョーンズどいうブランドの奥深さには只々驚くばかりです。
男とは身勝手な生き物で、タイプの違う女性に対しても、それぞれの魅力を見出してしまうことが稀に(勿論極稀にです)あります。
そんな時、相当な甲斐性があるか、相当空気読まないか、で無いと二人ともに好きとは言えません。
なのでせめてタイプの違う靴達には、二人とも好きと言ってあげたいと思います。
何のこっちゃ…。