田舎おやじの買物日記

中途半端な田舎に住むおやじの買物日記です

映画三昧

WOWOWへの加入と映画工房(wowowで放送される映画の中でオススメ作品を紹介する番組。斎藤工が出ていることから、妻から強制的に見せられています。)によって、これまでにないペースで映画を鑑賞するようになりました。

正直当たり外れはありますが、最近見た中で面白かった作品を紹介します。

一つ目は「アナと雪の女王」(笑)

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今更感は半端ないですが、なんだかんだ言って思いの外、面白かったです。

あらすじについて今更触れませんが、流石ディズニー、安定のハッピーエンド。

私はやっぱり分かりやすい映画、好きなんですよね。


まあアナ雪はいいとして、個人的に印象に残った作品はこちら。

her/世界でひとつの彼女

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2013年公開作品。
鬼才スパイクジョーンズが監督、脚本を手掛けたSFラブストーリー。

人工知能型OSの声に惹かれる主人公と生身の女性よりも魅力的なシステムとの恋の行方を描いた作品です。

私にとってはリアリティーがあるっちゃあるが感情移入までは出来ないという設定でしたが、逆にこの物語を通じて本当の(人間同士の)恋愛について考えさせられました。

というのも肉体を持つ人間と肉体を持たないシステムとの恋愛ですから、当然ながら肉体を介した気持ちのやり取りは出来ない訳です。そうなると自ずと感情そのものをどうやって通わせればいいのか、そもそも恋愛感情って何なのかということを考えてしまう。

物語の前半は肉体を持った人間である主人公のセオドアに対して、何とか実感を持って気持ちを通じ合わせたいOSのサマンサの気持ちが切なく、一方後半ではOSという特性上どうすることも出来ないサマンサの進化に対して、感情的に追いつけないセオドアの気持ちに「愛って何だろう?」って改めて考えさせられるのでした。

私の考えとしては、映画で描かれる世界観の全てを理解する必要はなく、自分の感性に引っかかった解釈で楽しめばいいと常々思っているのですが、この映画に関しては珍しく鑑賞後にネットで様々な解説を読んでみて、自分では感じ取れなかった解釈を広げてみたりしています。

そういった意味では、もしかしたら多少分かりづらい映画だったのかもしれませんが、同時に考えさせられる映画だったんだと思います。

映画に対する裾野が広がったことで、自分自身の感性も広がっていくんだろうなと思うと、もっと様々なジャンルの映画が見たくなりますね。