田舎おやじの買物日記

中途半端な田舎に住むおやじの買物日記です

セッション

やっと観ました。
第87回アカデミー賞で3部門を受賞したセッション。

凄い映画だとは聞いていましたが、頭にガツンとくる本当に印象的な映画でした。

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流れそのものはドラムで一流を目指す若者と鬼教官の激し過ぎる指導の物語。
単純なので予備知識無く内容に入っていくことが出来ますが、その緊張感と熱量と言ったら。。。

何よりこの人!

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アカデミー賞助演男優賞を受賞したJ・Kシモンズ扮するフレッチャー教官の鬼指導が半端ない。

この写真も殆どジュラシックパーク状態ですね(笑)。あたかも食べられちゃいそうな迫力です。
この人の存在感が緊張感を生み、映画全体の暗く張り詰めた空気を作っています。


そして主人公はマイルズ・テラー扮するアンドリュー・ニーマン。

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鬼教官に追い詰めらて、次第に壊れていく様を見事に演じ切っています。


内容はその手のサイトにお任せしますが、色々なところで取り上げられているラスト10分弱の正にセッションが圧巻過ぎます。

色んな解釈がありますし、プロの方からの批判もあるようですが、私自身の解釈としては、、、

フレッチャーは自分のステージを使ってでも一度アンドリューを笑いものにし、ドン底に突き落とします。

それに対して、アンドリューはその追い込まれた状況から自分自身の限界を大きく超えた本当の演奏をします。

フレッチャーもその姿、演奏から本当の音楽の喜びを感じ、最後は二人だけのセッションが続き。。。

そして最後のアンドリューの笑顔!
演奏終了!
エンドロール
だったのかなと思います。

私は最後のステージはフレッチャーの復讐ではなく、最初からアンドリューを本当にブレイクスルーさせるための手段だったと解釈しました。

それにしても鬼気迫る、一時も気の抜けない映画でした。
単純に面白いという感想では表現出来ないような凄まじいパワーを秘めた映画でした。

劇場で観たかった。。。


最後に(笑)

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正直チョイ役でしたが、アンドリューの恋人ニコル役のエリッサ・ブノアが可愛かったです。

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最近ではアメリカのTVドラマ「スーパーガール」で主役を務め、今、旬な女優さんみたいです。
ニャンニャン(死語?!…笑)写真が流出したりして何だか大変みたいですが…頑張って頂きたいものです。

余計な御世話(笑)。