連休3日目は家でゆっくりと映画鑑賞。
先日wowowで放映されたゴーンガールを録画してあったので鑑賞しました。
結婚5年目の記念日。
綺麗で才能に満ちた妻エイミーが失踪。
旦那であるニックはマスコミを通じて愛する妻への想いを訴えかけるが…。
この映画について何かコメントすると全てがネタバレになってしまうのですが。。。まあいいか。
二人の結婚生活は既に破綻、ニックには若い愛人までいて、妻が失踪している最中に妹の家でコトに及んでしまったりするダメ男。
一方のエイミーは一見冷静沈着でクールな美人妻。しかしその実態は失踪に見せかけて、実は旦那への復讐を着実に進めていく…。
状況証拠は次々とニックを追い詰め、ニックには第一級殺人罪の疑いがかけられていきますが、、、ここから先は他のサイトに沢山紹介されているのでそちらに譲ります。
多分、多くの方が感じた感想は
結婚って怖えぇ、でしょうね(苦笑)。
更にエイミー怖えぇよ。。。
美人だけどね(笑)。
一方のニックは、なんか頼り無い。。。
イマイチ問題を直視出来ずに、子供みたいに喚く感じ。
アゴ割れてる(笑)。あ、これも何気にキーワードですね。
兎に角、既婚者としては当然ながら結婚という行為の意味について考えてしまう内容であることは間違いありません。というか、この映画によって単に結婚って怖いなと感じる方は多分未婚者に多い気がします。
この二人はお互いに結婚(=パートナー)に求めるものを演じあって生活してきた。
男は自分の生活に面倒を持ち込むことが嫌いなので、事なかれ主義で妻の理想をかわす。
女は結婚に理想を持ち込み、自分も良き妻を演じる代償として、理想とする良き夫を相手に求める。
結局、妻は自分の人生を捧げ頑張ってきたのに、理想通りにならず、浮気をし、適当に過ごしている夫に対して復讐を計画する。
こんなダメ男と理想主義女のすれ違いをサスペンス風に描いた映画なのかなと思いました。
確かに日常の中で、多くの男は仕事という人生ゲームにパワーを注ぎ、子供の教育や親の介護、近所付き合いなどを面倒なこととして逃げようとするし、多くの女は最後は自分自身の幸せのために、目の前の課題に過剰な程のこだわりを見せることがあるように思います。
結婚はこのように根本的な価値観の異なる男女が営む生活ですから、お互いが自分の価値観を中心に考えると、極めて難しい局面が生じ得ることも想像に難くありません。
しかも基本的には逃げたい男と執着する女であれば、まあ女の方が強いんだろうと思います。
この映画は極端ではありますが、そんな男女の違いを描いた映画だったのかなと思います。
そして何よりラストは衝撃。
それが結婚というものなのか、男女というものなのか。。。
この辺りの感じ方も性別や既婚未婚によって大きく違うんだろうなあと思います。
うーむ。なかなか深い映画でした。