出会いがあれば必ず別れが訪れます。
それは必然だったり偶然だったり色々ですが時の移ろいと共に何もかもがこれまでと同じでは無くなってしまうのです。
あ、今回は靴の話(笑)。
スペインのヤンコの靴です。
今から20年前(!)、それまでリーガルの革靴しか履いたことの無かった私が、たまたま出張先である高知(!?)のセレクトショップで一目惚れし連れ帰ったのが最初の出会いでした。
あれから20年、多少の心理的距離感の遠近はありながらも、基本的には現役で私の足を包み続けてくれました。
しかし20年という時の流れは残酷なものです。
刻み込まれ続けた皺についに穴が空きました。道理で雨の日に足が濡れる訳です。
20年連れ添ったこの靴ともいよいよ別れの時が近づいてきたのでした。
少し空いてしまった穴以外はまだ結構綺麗なんですが…。
最後に履き収めと思い、20年目にして初めてデニムに合わせてみました。
あれ?何だか結構良くね?
本当にデニムとは一度も合わせたことが無かったのですが、意外としっくりきたのでした。
と、突然ビンボー根性が顔を覗かせました。
ま、取り敢えずカジュアルで使ってみたらいいんじゃね?
ということで別れの時はしばしお預けとなったのでした。
めでたしめでたし。