田舎おやじの買物日記

中途半端な田舎に住むおやじの買物日記です

結構骨太な日本映画

自宅療養が終わり、1週間社会復帰してみました。
診断書ベースだと休むはずの1週間でしたが、何と無く大丈夫かなと思ったもんで。

まあ大丈夫は大丈夫でしたが、同時に完治していないことを強く自覚することになり、ちょっと複雑な心境です。

さて、そんなこんなで通常モードで無い分、普段よりは時間はあるので相変わらず気になった映画をwowowで録画しては観ています。

その中でたまたま骨太な日本映画を二本続けて観ました。

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一本目は「日本の一番長い日」。
第二次世界大戦の敗戦、ポツダム宣言の受理、まさに終戦に向かう日本にとって一番長い日を描いた映画です。

終わってしまえば誰が考えても戦争なんて間違っているという価値観に落ち着きますが、当時日本のことを本気で考えて戦っていた当事者からすれば、そんなに単純な問題では無く。。。

戦争を知らない、普段なかなか関心を持てない我々のような人間が、映画という形で当時に想いを馳せるということには大きな意味があるのではないかと思います。


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2本目は「天空の蜂」。
東野圭吾の小説を原作に、原発の是非を巡る国民の意識を奮い立たせることを目的に生じた事件が描かれています。

今の世の中にとって、現実的には日常に溶け込んでいる原発という存在(問題視されつつ、結果的には原発で発電された電力に依存しているという意味で)に対して、単純な問題ではないからこそ無関心でいることが最大の罪だというメッセージだったのかなと思いました。

福島の問題よりも遥か前にこの問題を題材にこのような物語を書いた東野圭吾にまず感服ですが、それが非常にスリリングな映像で表現されていて、手に汗握る作品に仕上がっています。


そして両作品ともに重要な役で出演しているのが

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モッくん、もとい、本木雅弘
私世代にはどうしても「寿司食いねぇ」のイメージが強いですが、今や本当にいい役者さんになりましたよね。

今回の映画では特に「日本の~」における昭和天皇の演技は凄く良かった。しかも似てた。
元アイドルでもここまでいくのかと思わせてくれる演技でした。

邦画を低く見る人は未だ多いですが、作品を選べば非常に見応えのあるものに巡り合えます。

これからも先入観を持たずに多くの作品を楽しみたいと思います。